排尿のこと

尿道カテーテル(膀胱留置カテーテル)

カテーテルって何?

カテーテルはね、血管の中に挿入していく医療用の管のことだよ。
柔らかくってストローのように中が空洞になっているよ。

Fukuda

尿道カテーテルは、自力で排尿が出来ないときや尿量を正確に測定する必要があるときに、膀胱から直接尿を排出させるために、尿道から膀胱へ挿入するチューブ(くだ)のことです。チューブの先端のバルーンという小さな風船を膀胱内で膨らませ、チューブが自然に抜けないように固定し、挿入したままの状態にします。この処置を尿道カテーテル留置(膀胱留置カテーテル)と言われています。

主人は、倒れたときに意識がなく自力で排尿ができなかったのですぐに尿道カテーテルを挿入されていました。
カテーテルサイズは14Fr(フレール)です。14Frがどれくらいのサイズかというと大体1Frが0.33ミリなので約4.62ミリの太さのチューブです。
尿道から膀胱までカテーテルを挿入して毎日ずーーーっと入れっぱなしで排尿が出来るようにしているのですが、それがどんなにしんどいことかたやすく想像が出来てしまいますよね。

尿道カテーテルは機能しない体の機能を補うために必要ですが、健康な時は必要ない物。ということは、体にとっては異物です。異物を入れっぱなしでいるので、注意しなければならないことも出てきます。

①チューブの管理
・チューブが折れ曲がってしまったり、押しつぶされたり、引っ張られないように注意する。
(チューブが折れて曲がっていると尿が流れずに膀胱にどんどんたまっていってしまいます。)
(移動の時や体勢を変えるときはチューブが引っ張られないように注意をしないと尿道を傷つけてしまいます。)
・カテーテルを固定する位置はその都度変える。 
(固定する位置が常に同じだとテープで留めている部分はテープかぶれをおこすし、主人はチューブがあたっている骨盤の横のあたりに何度か水疱が出来てしまいました。体にチューブが直接あたらないようにチューブにガーゼを巻いて予防しました。)

バックの管理
・蓄尿バック(尿をためているバックの事)は常に膀胱より低い位置に保つ。
・蓄尿バックは最低12時間ごとに空にする。(☆尿を廃棄するときは尿を外部に排出するための排出バルブ部分から細菌が入っていかないように、アルコールの入ったウェットティッシュなどで必ず拭く。)
・チューブが汚れなどで詰まらないようにチューブをミルキング(チューブをしごくこと)する。
・定期交換をする。(2週間~1ヶ月に1回)
・入浴やシャワー浴をして陰部を清潔に保つ。

どんなに注意して管理をしていても尿道カテーテルを留置して30日以上が経過すると尿路感染症のリスクは100%です。
異物を入れっぱなしにしているので尿が細菌などで汚れてきてしまうんだそうです。蓄尿バックは塩化ビニール樹脂製で透明なので尿が混濁していたり、血尿で赤い尿がたまっているのを見るのは心配を増幅させますが、見えることは尿の状態を把握しやすくなるメリットがあるので大事ですね。。。

  • この記事を書いた人

Tomoko Fukuda

2019年5月に主人が脳出血で倒れて身体障害1級・要介護5・失語症で話が出来ない状態の完全介護になってしまいました。医療的処置や介護サービスについてわかったことを主人の体験を交えてわかりやすくまとめました。使えたもの、息抜きになったことやものも紹介していきます。 また、問題児だった幼少期を経て高学年になった小学生(息子)が頼りになる存在になったことなど、私の体験を通して心が軽くなる事が少しでもあれば幸いです。

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